結婚式の余興を成功させるための秘訣




結婚式の余興とヘリウムガス

 

ヘリウムガスで声を変える遊びは宴会やテレビ番組などでもよく見かけますよね。

 

何故、ヘリウムガスを吸うと、声が高くなるのでしょうか。

 

人間は、喉の奥にある”声帯”というひだ状の器官に息を通して振動音を発生させています。

 

その振動音を声道に響かせることで、外に聞こえる声を発しています。

 

声の高さは、声帯の形状や声道の長さで変化します。

 

声帯から発せられた振動音が声道を通るスピードが速いほど、高い声になると言われています。

 

ヘリウムガスは空気よりも軽く、密度の低い気体ですので、声道内にヘリウムガスが充満すると、その中を通る振動音は、空気中より早く進むことができます。

 

一般的に空気中に音が伝わる速さは約330m/秒と言われていますが、ヘリウムガスの中ではこれが約3倍となるため、高い声に聞こえるのです。

 

このヘリウムガスを使った余興は簡単で、時間も手間もほとんどかかりません。

 

ヘリウムガスは、ネット通販などで買うことが出来ます。

 

 

ヘリウムガスを使った余興として有名なのが新郎新婦当てゲームです。

 

新郎新婦当てゲームとは、新郎に新婦を、もしくは新婦に新郎を当ててもらうゲームです。

 

新婦当てゲームのやり方はこんな感じです。

 

1.まず、新婦役を4名ほど用意します。

 

その中一人は本物の新婦です。

 

「では、ご協力頂ける女性の方、前へいらして下さい。

 

人数が足りない場合はこちらから選ばせて頂きます」と言って、人数が足りなかった場合は、適当な人を選んで手を引いてくる。

 

2.新郎に目隠し(アイマスク)をします。

 

新婦役の並ぶ順番を適当に入れ替え、「では、始めます」と宣言する。

 

3.新婦役に「〇〇くん、愛しているよ」などと書かれたメモとガス缶を渡します。

 

4.司会役が「息を思いっきり吐き出してから、鼻をつまんで口からガスを深く吸い込み、このメモを読んで下さい」と説明しながら吸ってもらい、セリフを言ってもらう。

 

声がうまく変わらない場合もあるので「声が変わらない方もいらっしゃる可能性がありますので、その場合は、無理やり自分で声を変えて下さい」と言っておくと笑いが取れます。

 

5.1人がセリフを言い終わったら、すぐにガス缶の吸い口をアルコール綿で拭き、次の人にまわし、「では2番の方」と言って同じ説明をしながら吸ってもらい、セリフを言ってもらう。

 

6.新郎は目隠し&新婦の声も変わってるので、本物の新婦が分かりません。

 

新婦役の声を参考に本物の新婦を予想します。

 

7.新郎に本物の新婦を予想してもらい、本物の新婦と思われる人の前に立ってもらいます。

 

8.正解の場合→新婦からキス、間違いの場合→新婦からビンタ

 

通常の新郎新婦当てゲームに比べて、ヘリウムガスの方が変な声が出てウケます。

 

ただし、作業が少し面倒なので、段取りよくやらないと空白時間ができて間延びします。

 

また、新婦役の人数が多くなると、当てるのはかなり難しくなります。

 

4〜5人程度が妥当になります。

 

ヘリウムガスの注意点

 

ヘリウムガスを吸って意識不明の重体になったり、死亡してしまったりといった痛ましい事故が起きています。

 

ヘリウムガスは、無味、無臭、無毒と言われる希ガスですが、どうしてそんな事故が起きてしまうのでしょうか。

 

ヘリウムガスを吸い込んでも血液中に溶けることが無く、人体に影響を及ぼさないと言われています。

 

ですが、ヘリウムガスは酸素を含まないため、多量に吸い込むと一時的に酸欠状態になり、呼吸困難を引き起こすことがあります。

 

これはヘリウムガスに限らず、酸素を含まない気体を多量に吸い込むと起こりえることです。

 

こういった事故を防ぐために、市販されている変声用のヘリウムガスには、ヘリウムガス80%と20%程度の酸素が含まれています。

 

ですが、風船(バルーン)を膨らませるためのヘリウムガスには、酸素が全く含まれていません(ヘリウムガス100%)ので、絶対に直接吸い込んではいけません。

 

実際に、変声用のヘリウムガスとの違いを知らずに直接吸い込んでしまい、死亡したケースも報告されています。

 

バルーン用のヘリウムガスと変声用のヘリウムガスは、酸素の含有量が異なるということをしっかりと認識しておきましょう。

 

また、引火や爆発といった危険性などはありませんが、火気に近づけたり、直射日光が当たる場所に放置したりすることでガスボンベ内の温度が高まり、ガスが噴出する恐れがあります。

 

保管場所の温度管理には、注意が必要です。

 

楽しいはずの余興や二次会が事故で台無しになってしまわないよう、ヘリウムガスに関する正しい知識を身に着けて、安全に楽しんで下さいね。